技能実習制度の仕組み

施設園芸の農業法人の方で実際に外国人技能実習制度を利用している方のお話しを伺う機会がありました。施設園芸は盛んな地域であるが、人口減と高齢化から外国人はすでに不可欠とのこと。制度内容についてもお詳しいので、伺いました。

 

画像のチャートのように、節目で実技試験が設けられ、次に進むようになっています。最長5年となった期間についても、従来の期限の3年目に試験を受けるとのことでした。

 

また最終帰国時にも、まだ試験があるそうで、制度の趣旨である技術や技能の相手国への移転を図る設計ということでしょう。

今後の新しい在留資格については、この最後の試験を受けて一時帰国後に、再入国して付与される制度になるだろう、とのことです。

 

このように、技能実習の目的があるためか、試験が必須の制度になっています。韓国の外国人労働力としてのシンプルな受け入れ制度とは、根本的に違う感じです。永住資格の話しも、すっきりつながらない感じがしますね。

 

韓国の場合は永住は最初から認めず、業種ごとの人数制限もかけた上での形です。日本の場合は建前と現実のギャップや、制度のちぐはぐ感、つぎはぎ感がどうしてもしてしまいます。

 

資料:外国人技能実習機構

 

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